紛争解決、それは新しい解決のあり方・・・方法は対話、結果は納得

廣田尚久 紛争解決センター

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ADR(裁判外紛争解決)の特徴

ADRは、裁判をしないで紛争解決をするシステムですから、究極的には和解をめざしています。
廣田尚久紛争解決センターでは、単に和解をすればよいというのではなく、紛争当事者が納得のできる、質の高い和解をすることによって、あたかも生きかえったような気持ちになるような解決を理想としています。
したがって、ADRは、そのような良質な解決に到達するために必要な特徴を備えていなければなりません。

ここでは、一般にいわれているADRの特徴をふまえて、廣田がこれまで実践してきた特徴を含め、ADR機関としての廣田尚久紛争解決センターの特徴を述べたいと思います。

軽快で柔軟な手続き

当事者が納得できる、良質な解決に到達するためには、まず当事者の話をじっくりきかなければなりません。
そのためには、話しやすい雰囲気の中で、気軽に話ができるようにする必要があります。
重々しいところでは、話したいことがあっても話せなくなってしまいます。
また、紛争がわが身にのしかかっているときには、いやでも重苦しい気分になるものです。
そういうときには、かえって軽快にことを運ぶ必要があります。
軽快な気持ちになってはじめて、将来に展望が開けてきたり、予想もしなかった解決方法を思いついたりすることができるのです。
そして、軽快にことを運ぶためには、手続きも軽快で柔軟でなければなりません。
複雑で厳格な手続きでは、それだけでエネルギーを消耗してしまい、質の高い解決に到達できなくなってしまうからです。

例えば、期日の設け方も、このセンターでは、1か月に1回、1回1時間以内などという機械的なやり方でなく、1回の期日に、その日にできることはできるところまで全部やりとげるという方法をとります。
したがって、1回の期日に3時間も4時間もかかることがあります。
必要であれば、期日と期日の間をつめて、3日後、1週間後に次回の期日を入れます。
また、現場を見る必要があるときには、厳格な手続きによる現場検証をせずに、気軽に現場を見に行ったり、現場で期日を設けたりすることも可能です。

秘密の保持

裁判が公開原則に従うのに対して、ADRは非公開が原則ですから、営業秘密、ノウハウ、プライバシーを守ることができます。

ところで、「裁判外紛争解決手続きの利用の促進に関する法律」は、いわゆるADR法といわれていますが、ここに法務大臣の認証を受ける制度が導入されました。
廣田は、司法制度改革推進本部のADR検討会の委員として、この法律の制定の協議に参加していましたが、この法律には反対しました。
反対の理由はたくさんありますが、その主要な理由の1つは、ADRの特徴である秘密の保持が守られないところにあります。
なぜならば、認証を受けたADR機関に対して、法務大臣が報告を求め、検査をすることができることになっているからです。
じっさいにその条項が発動されることは少ないでしょうが、それでも法律のうえでそのようになっていることは、当事者にとって気持のよいことではないでしょう。
少し考えれば分かることですが、認証を受ければ、「ADRでは秘密が守られます」と言うことができなくなってしまいます。

ADR機関に事件を持ち込む人々、企業の中には、争っていること自体を極秘にしたいことがあります。
そういう人々や企業のためには、秘密厳守が死活にかかわっています。
そういうニーズにこたえるためには、秘密の保持は絶対に守らなければならない一線です。
したがって、廣田尚久紛争解決センターは、認証を受けません。認証を受けませんから、「このセンターでは秘密が守られます」と胸を張って言うことができます。
なお、認証を受けなくても、このセンターがADR機関として運営することには何の法律上の制約はありませんから、どうかご安心下さい。

和解の論理構造の使用

廣田が「紛争解決学」の研究の過程で解明したことですが、和解は豊富で多様な論理構造を持っています。
例えば、100対ゼロの勝ち負けにこだわらずに当事者双方の権利に即応した解決をすること、潜在意識や無意識を意識化することによって解決すること等々、その成果を縦横に駆使して解決することができます。
このようなことは、どのADR機関でも、多かれ少なかれ行っていますが、このセンターでは、和解の論理構造を解明した成果をたくさん薬箱につめておいて、意識的に使用することにします。

将来志向型の解決

過去の事実があったか、なかったかを証拠によって認定し、それを法律や判例にあてはめて、勝ち負けを決めるのが裁判です。
したがって、裁判の目は過去に向いていますので、過去志向型です。

これに対して、ADRの目は将来に向いていますから、紛争解決後の生活設計や企業計画を前もって織り込んで解決することができます。
もとより、紛争の中には、過去の事実に大きなウエイトがかかっているものがありますので、そのようなケースでは、過去の事実を明らかにし、その意味を考えながら解決をはかることになりますが、過去の事実の存否を明らかにしたり、正邪、善悪を決めたりするところにとどまるのではなく、あくまでも将来に向かってどのような解決が望ましいかという観点から、将来志向型の解決をめざすところに、大きな特徴があります。

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