1993年に、九州大学から非常勤講師として講義をするようにと誘われたとき、私は躊躇なく、「それでは『紛争解決学』というタイトルで講義したい」と答えました。
そこで早速講義の準備にかかりましたが、いったいこれまで「紛争解決学」という学問があったのだろうかということが気になって、国会図書館や最高裁判所の図書館で調べたところ、「紛争解決学」という学問はなかったことが分かりました。
そのとき私は、世間では「紛争解決」、「紛争解決」とさかんに言われているけれども、ヒトという動物は、まだ紛争解決の奥深くに迫っていないのだということを悟りました。
それならば、未知の荒野を開拓するような気持ちで、紛争解決の深奥に切り込んでゆくような学問をつくってみよう、そのように考えながら、講義録を書きすすめました。
こうして、「紛争解決学」はできあがりましたが、これは、これまでの法律学とは違う、別の系を持った独立の学問です。
日 程 | 2011年 10月 1日(土)、2日(日)、8日(土)、9日(日)(全4日) |
時 間 | 1限目:9時 30分〜11時 / 2限目:11時 15分〜12時 45分 3限目:13時 30分〜15時 / 4限目:15時 15分〜16時 45分 |
場 所 | 新大宗ビル フォーラムエイト 803号室(東京都渋谷区) |
講 師 | 廣田 尚久(弁護士[第一東京弁護士会]/元法政大学 法科大学院教授) |
受講料 | 4万8000円(テキスト「紛争解決学講義」代を含む) ただし、法科大学院学生は3万2000円 |
定 員 | 先着48名 |